《新刊『ライン河の城』表紙》 表紙はノイシュヴァンシュタイン城ですが、なぜこのアングルなのか、それは本編収録の小説をお読みいただき想像してみてください。 |
■ 概要
ドイツ南部、古代ローマ時代から歴史の舞台となったライン河。
その流域には今なお中世の雰囲気漂う、数々の城が点在しています。
その代表格といえば、ドイツ・メルヒェン(メルヘン)の世界を具現化したかのようなホーエンシュヴァンガウ城とノイシュヴァンシュタイン城。
そしてライン河を見下ろす岸に並ぶ多数の城からはカッツ城を取り上げました。
この3つの城を舞台に、河と城と人の織りなす歴史物語を感じていただけたらと思います。
■ 仕様と収録内容
- サイズ B4版(開くとB3)
- フルカラー、32ページ
- アートポスト紙(160kg)の美術本用厚口用紙を使用
- 表紙グロスPP(……あ、これは一般的か……)
■ 収録する城
写真はすべて写真家 中村ユタカ さんの作品
「カッツ(猫)城」
※中村ユタカさんのブログはこちら
■誌面サンプル
主要な写真は原則として見開きで掲載。
開くとB3サイズで眼前に迫る城の空気感を感じてもらえたら嬉しいです。
こちらは「ホーエンシュヴァンガウ城」
小説は木賀むくさん書き下ろし。
前作よりも暗く重厚な世界観で描いてもらいました。あらすじは下記参照です。
ノイシュヴァンシュタイン城。
「世界遺産の城」とは違った表情の撮りおろしです。
一般公開されていない「カッツ城」。
中村さんは特別に城の内部も撮影が許されました。
■小説
3篇の短編小説を収録しました。
(いずれも著者:木賀むく さん)
小説-- ホーエンシュヴァンガウ城
「白鳥城の無垢なる混沌」
●登場人物
・バイエルン国王マクシミリアンII世
・その皇太子たち(ルートヴィヒとオットー)
・王妃マリー
●あらすじ
1853年の夏、中世騎士物語の生きる城として改装されたホーエンシュヴァンガウに訪れたルートヴィヒとオットーの兄弟は、ワーグナーのオペラの世界が眼前にありありとひろがる光景に驚きを隠せない。ふたりはその「白鳥の城」でひとつの神話のような場面に遭遇するが、一方で、父王マクシミリアンII世は地獄のような光景に直面することになる……
小説-- ノイシュヴァンシュタイン城
「黒き湖面の謎掛け」
●登場人物
・元バイエルン国王ルートヴィヒII世
・精神科医フォン・グッデン博士
●あらすじ
1886年6月12日、霧のかかるシュタルンベルク湖畔にふたつの人影があった。前日の王位を剥奪され、廃位となった元バイエルン国王ルートヴィヒII世とその主治医フォン・グッデン。
ルートヴィヒはこの湖の側を歩きながら、100km離れたノイシュヴァンシュタイン城のことを医師に語るのだが……
小説-- カッツ(猫)城
「ローレライと猫」
●登場人物
・ローレライ
・猫
●あらすじ
1806年、カッツ城のすぐ近くにある「ローレライの岩」で一人退屈そうにしている少女。その膝には黒猫が乗っているが、猫も変化のない時間の中で飽き飽きして暮らしている。そんな彼女の「暇つぶし」に猫はつきあう事になる……
■ 価格と通販方法
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