2011/07/24

制作進行は|その2


制作もだいたい大詰めに入ってきました。
ゲスト作家さんの原稿を待ちつつ、大元になる本全体の制作を進めています。

総ページ数は24ページとやや少なめですが、そこは「薄い本」……(^^;
とはいえ版型はB4サイズで、大きいです。

閉じるとB4! 開くとB3!

B3というのは、横51.5cm、縦36.4cmです。

なかなかのデカさです。


デカいことはいいことです。
写真のディテールをぜひじっくり見ていただきたいから……

ロワール河の白波の一筋まで、ぜひ堪能していただきたいから……
城の外装の微細なところも、ぜひ「へぇ、こうなってるんだ」と見ていただきたいから……


なので版型を優先しました。

モックアップというか、内部用の見本は、広げるとデスクいっぱいのサイズです。

右の写真はアゼ・ル・リドー城のページの見開きです。
写真のページもあれば、小説、イラストのページまでさまざまです。 写真は厳選に厳選を重ねた20数枚ですが、1枚あたりの写真の容量は60〜80メガバイトもあります。

中村ユタカさんが全力で現像してくれました。
「現像」って最近は使わなくなった言葉ですよね……

昔はスーパーや街角のDPEショップにフィルムを持ち込んで、「L判ですか? 焼き増ししますか?」なんてやり取りもしましたね……

デジタルカメラの写真でも、現像って使うんですよ。
一般的なデジカメはJPEG形式で保存してしまうので、あまり気にしない人も多いでしょうが、プロ仕様のモデルではRAW(生)データとして保存し、そのデータを仕上げるので、この工程を現像と呼んでいるわけです。

イラストレーターさんの制作も順調に進んでいます。

今回の3名のゲストイラストレーターさんのうち、Яieさんから制作風景の写真をいただきました!

なんとЯieさんはアナログ画材での手書きです。
完成原稿では筆の跡、タッチの雰囲気までわかるB4!(ここでもサイズを強調(笑)!

Яieさんの担当は「アゼ・ル・リドー城」です。
イラストでは、この城にゆかりのある有る人物をイメージして描いていただきました。

中村ユタカさんもヨーロッパ出張から帰ってきましたので、『ロワール河の城』もラストスパートをかけて作っていきます!

どうぞお楽しみに〜。
8月14日(日)、コミケットの「西ホール、みブロックの32b」でお待ちしてます!!



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