2011/12/31

年末のご挨拶

サークル・トレビュシェットは、まさに去年の冬コミの帰り道、中村ユタカさんとバスの中で「何かつくろうよ」という話しの中で生まれたプロジェクトでした。

2011年、多くの方々の「俺も交ぜろしw」「ちょっと手伝ってやんよw」のお声をいただき、本を出す事もできました。
本当に本当に感謝しております!

来年も新刊を出せるよう、鋭意がんばっていきます。
どうぞよろしくお願いします。

サークル・トレビュシェット
ozakikazuyuki

2011/11/05

冬コミケC81落選

残念なことに今年の冬コミケは抽選に漏れてしまいました……

新刊をつくってお届けしたかったのですが。(^^;

それはまたの機会に!

既刊『ロワール河の城』はまだまだ在庫が潤沢です。

ご興味あるかたはぜひ! 

2011/09/01

COMIC ZINで販売開始

COMIC ZINさんにて、8月31日入荷として販売がはじまりました!
8月31日入荷分の上から3番目に掲載されています。


COMIC ZINさんの行き方・地図は下記の通りです。

■秋葉原店

■新宿店

※画像はいずれも「店舗情報ページ」より転載

実物を見てから買いたい!
というかたはぜひCOMIC ZINさんへ。

わたし(ozaki)もこの週末などにお店へ行ってみようと思います。



2011/08/31

「mixiページ」を作りました

今日からスタートした「mixiページ」にさっそくCircle Trebuchetもページを設けてみました!

http://page.mixi.jp/view_page.pl?page_id=22086
↑こんなURLで外部に公開するのも、ちょっと恥ずかしいんですけど……(^^;
もうちょっとスマートならいいのに(^^;

「mixiページ」というのはこういうものだそうです。
http://page.mixi.co.jp/
サークルの情報などはこのブログに一本化していきますので、「今日も投擲気分・mixi出張所」みたいな扱いかもしれません。

どうぞ宜しくお願いします。


2011/08/30

COMIC ZINさんで販売します

“同人誌プロフェッショナルショップ” のCOMIC ZINさんで、『ロワール河の城』を委託販売することが決まりました!

■Webサイト
http://www.comiczin.jp/

■店舗情報
http://www.comiczin.jp/shop/index.html

まだ発売開始日や取扱店舗などは決まっていませんので、(←これから納品準備)、販売がスタートしましたら、追ってご報告いたします!

2011/08/25

クリプトンさんのサイトにてご紹介いただきました!

『ロワール河の城』にて音楽をご提供いただきましたDIGITAL SONIC DESIGNの関美奈子さんのインタビューがクリプトン・フューチャー・メディアさんのページに掲載されています。

こちらのページにて、『ロワール河の城』をご紹介いただきました!
http://www.crypton.co.jp/mp/pages/prod/cinema/interview_dsd.jsp


こちらのページは、関さんの音楽制作についての具体的なインタビューとなっています。
音楽制作について非常に興味深い内容です! 

ページ右側の列で本誌をご紹介いただきました!


関さん、クリプトンさん、ありがとうございます!

■関連リンク
http://blog.crypton.co.jp/mp/2011/08/_cd_6.html
[シネマティック情報] イメージ音楽CD付き写真集「ロワール河の城」

時間指定の場合の送料

当サークルの作品をご注文される際、「ゆうパック」をご指定いただくことで、受け取り時間帯を指定することが可能です。

送料がお届け先の地域によって異なりますので、下記をご参照ください。
(※時間指定のできない普通郵便の場合は全国一律です)

※指定可能な時間帯の区分は下記の通りです。
「午前中」「12-14時」「14-16時」「16-18時」「18−20時」「20-21時」


銀行振込の場合

■千葉県内

・本体1500円+送料700円=2200円

■東北・関東・信越・北陸・東海
(青森県、岩手県、秋田県、宮城県、山形県、福島県、新潟県、富山県、石川県、福井県、茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、東京都、神奈川県、長野県、山梨県、静岡県、岐阜県、愛知県、三重県)
・本体1500円+送料800円=2300円

■近畿
(京都府、大阪府、滋賀県、奈良県、和歌山県、兵庫県)
・本体1500円+送料900円=2400円

■中国・四国
(広島県、岡山県、鳥取県、島根県、山口県、香川県、徳島県、愛媛県、高知県)
・本体1500円+送料1000円=2500円

■北海道
・本体1500円+送料1100円=2600円

■九州
(福岡県、長崎県、佐賀県、大分県、宮崎県、熊本県、鹿児島県)
・本体1500円+送料1200円=2700円

■沖縄県
・本体1500円+送料1300円=2800円


代金引換の場合

■千葉県内
・本体1500円+送料700円+代引手数料250円=2450円

■東北・関東・信越・北陸・東海
(青森県、岩手県、秋田県、宮城県、山形県、福島県、新潟県、富山県、石川県、福井県、茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、東京都、神奈川県、長野県、山梨県、静岡県、岐阜県、愛知県、三重県)
・本体1500円+送料800円+代引手数料250円=2550円

■近畿
(京都府、大阪府、滋賀県、奈良県、和歌山県、兵庫県)
・本体1500円+送料900円+代引手数料250円=2650円

■中国・四国
(広島県、岡山県、鳥取県、島根県、山口県、香川県、徳島県、愛媛県、高知県)
・本体1500円+送料1000円+代引手数料250円=2750円

■北海道
・本体1500円+送料1100円+代引手数料250円=2850円

■九州
(福岡県、長崎県、佐賀県、大分県、宮崎県、熊本県、鹿児島県)
・本体1500円+送料2100円+代引手数料250円=2950円

■沖縄県
・本体1500円+送料1300円+代引手数料250円=3050円


不明点がありましたら info.trebuchet@gmail.com までお気軽にご連絡ください。

2011/08/23

ご注文フォームを設置

新刊紹介ページの中に、「通販ご注文用メールフォーム」を設置しました!
http://circle-trebuchet.blogspot.com/p/blog-page.html#5

これまで「わざわざメールするのめんどくさい……」と思っていた方、どうぞお試しください。
m(_ _)m

下記も同じものですので、こちらから送信することも可能です!

到着時間帯をご指定される場合
※「ゆうパック」での発送となりますので、送料が変わります。
こちらのページをご覧下さい。
http://circle-trebuchet.blogspot.com/2011/08/blog-post_25.html


※指定可能な時間帯の区分は下記の通りです。
「午前中」「12-14時」「14-16時」「16-18時」「18−20時」「20-21時」




送信すると、入力フォームは灰色一色に切り替わります。

送信から2〜3日経っても返信がない場合はシステムエラーの可能性がございますので、お手数ですが下記メールアドレスへご連絡いただければと存じます。
info.trebuchet@gmail.com
までお願いします。

【個人情報のお取り扱いについて】
お送りいただきました情報は、本の発送時のみに使用し、発送後は情報を削除または厳重に管理いたします。
特定商取引に関する表記

2011/08/21

コミティア97


東京ビッグサイトで開催された「コミティア97」にて、音楽系サークルの「ロータスルートオーケストラ」さんに委託をお願いしました!

あいにくの空模様でした。
湿気はあったものの、やはり気温が低いのは助かりますね。


「ロータスルートオーケストラ」さんのスペース。
右側にしっかりと『ロワール河の城』がドドーンと(笑)


版型の大きい本にも関わらず、置いていただきありがとうございました!


2011/08/18

コミケットC81へ向けて

次回開催のコミケット(C81)の申し込みを完了しました!

次回も今回と同じ内容……を作るにはかなりハード(時間と労力、それに予算の面で)なので、既刊『ロワール河の城』を “補完” する本にする予定です。

小冊子……かもしれませんが、それでもサイズはB5版くらいを予定しています。

タイトルはまだ仮のものですが、
『光、水面、風 ——ロワール河の城 追補編』
です。



(文 ozakikazuyuki)

2011/08/17

特定商取引法に基づく表示

■取扱商品

自主制作本(同人誌)『ロワール河の城』 
自主製作本(同人誌)『ライン河の城』
自主製作本(同人誌)『ふたつの聖地』

※今後も新刊が出るたびに追加されます。

■販売価格


商品ごとに掲載しています。
『ロワール河の城』
http://circle-trebuchet.blogspot.com/p/blog-page.html 

『ライン河の城』

『ふたつの聖地』

※本商品は本体価格のみを表示しており、送料、消費税、代引手数料、すべて込みの価格につきましてはご注文後、お送り先までの送料を確認の後、お知らせ致します。
※お知らせする総額をご了解いただくお返事を頂戴致しました後、商品をご発送いたします。
※銀行振込の場合は別途、振込手数料をお客様にご負担いただきます。

■販売者


氏名 サークル・トレビュシェット 代表:ozakikazuyuki


※ 申し訳ございませんが、お電話でのお問い合わせを行っておりません。
お問い合わせはメールにてお願いいたします。 info.trebuchet@gmail.com

■支払方法


・代金引き換えの郵送 または
・銀行振込
※銀行振込の場合は別途、振込手数料をお客様にご負担いただきます。

■返金


発送後のご返金はやむを得ない事情を除き、お受けできません。

■個人情報について

当サークルではプライバシーを第一に考え運営しております。
お預かりする個人情報は、厳正な管理の下で安全性を重視して蓄積・保管いたします。
当該個人情報は法律によって要求された場合、あるいは当サークルの権利や財産を保護する必要が生じるなどの場合を除き、第三者に提供する事はありません。
ご不明点につきましては  info.trebuchet@gmail.com へご連絡ください。

2011/08/15

コミケットC80

Circle Trebuchetとしては初めてのコミケット参加が無事実現しました。
新刊「ロワール河の城」を手に取ってくださったみなさま、ありがとうございます!



参加者のかたからリクエストいただきましたシュノンソーの厨房の写真を追加公開いたします!(本誌未収録)

photograph by Yutaka Nakamura




2011/08/12

袋、あります

Trebuchetの編集担当、尾崎です、ついにコミケット80が始まりましたね!
初日に参加のみなさん、おつかれさまです。

Trebuchetチームは、各自仕事をしたり昼寝をしたり仕事をしたりブラブラしたりしております。
(ただしくは、みんな仕事中です)

さて、昨日、14日に手売りで使う分の「ビニール袋」を確保してきました。
あいにく無地の透明はなかったので、雪のようなぼかしのはいった模様ですが……
(真夏なのに! 笑)


本がB4サイズで大きいので、持ち帰りの際に困るかも……と思っていらっしゃるかたは、ぜひお使いください。

こんな感じで入ります。



2011/08/11

本とCDの合体作業

トレビュシェット、編集担当のオザキです。

今日も都内の気温は30度を超え、悪い意味で「夏真っ盛り」を感じます。
さて、トレビュシェットの新刊は、本とCDの合体している本ですので、CDを本に貼付ける作業が必要です。

先日納品されたCD(http://circle-trebuchet.blogspot.com/2011/07/cd.html)と、一昨日届いた本(http://circle-trebuchet.blogspot.com/2011/08/blog-post_2971.html)を一体化する作業を(昨日)行いました

積まれた本誌、作業対象は800冊!
白手袋完備でいざ作業です。
(この写真の撮影は関 美奈子さん)


CDは裏面が両面テープになっています。
台紙を剥がして、本の奥付の反対側のページにぺたり!
内職! 内職!


400冊くらい終わったところで休憩。
再梱包前の積まれた本誌を撮影する中村ユタカさん。

無事作業を終え、まだ陽のあるうちに乾杯を!
「やっぱ夏はロゼやね!」(中村さん談)
……の前に14日のサークルチェックをする中村さん。

2本目はフランケン州産の白ワイン。
……だがすでにワインの風味はなくなっており……
中村さんいわく、「すっかりビネガーになっとるね!」。


3本目はチリさんの赤。
甘い!
「デザートワインすぎる」(中村さん)


そんなこんなで本誌は準備ができました。

8月14日(日)西み32bでお会いしましょう!
(15日以降のかたはメール( info.trebuchet@gmail.com )いただければ通販いたします!
詳しくはこちらのページで。
 

2011/08/08

本が届きました!

本が届きました! 印刷所のカーゴ便で届いて、見事に「1パレット」分。
(※パレット → )
40部(冊)入りの段ボールの小分け箱に入って25箱。
1000部が届きました。

これからCDを貼りつける合体作業を行うので、コミケット会場へは宅配便で送ることができませんのでキャリーに積んでいく予定です。

わたしの仕事部屋が半分も埋まってしまいました……

それでは御開帳とまいります……

表紙のPP加工が眩しいです!



サイズ比較です。
左はB5サイズのキャンパスノート。(90年代のキャンパスノートですが……)
右はモレスキンのLサイズとの比較。
期待通りのビッグサイズです。


ページの(見開きの)境目もズレなく製本。
日頃お世話になっていて信頼している印刷所なので、期待通りの仕上がり。

それでは明日は、サークルのメンバーでCD貼付けの内職作業を行います。
 

ポスターサイズで

展示ブースのテーブルの前面に貼付けるためのポスター(といっても作品を引き延ばしただけですが)をプリントしてきました!


さすがにA2サイズは自宅でプリントできないので、
新宿三井ビルのエプソン「エプサイト」内にあるプライベートラボを利用しました。



大判プリンターが使えます。


完成です!
コミケでのTrebuchetスペースのテーブルには、Яieさんの作品と、アゼ・ル・リドーの写真を貼りますね! こちらを目印におこしください
(あ、上の写真ではЯieさんの作品は逆さまに置いてました……本当は頭が下に来る構図です (^^;

本自体が大きいので、表紙を引き延ばしてのポスターは今回は作りませんでした。
 

2011/08/07

サンプルページは

サンプルページを公開します!
写真はいずれも中村ユタカさんです。

表紙
designed by Sadamitsu Takanagaさん

サンプルページ
城のディテールまでじっくり見られるように、大判にしています!

ゲストイラスト:Яieさん
(他にも朱家さん、うーろさんの合計3人の描きおろしです!)

小説:木賀むくさん
3つの城、それぞれの歴史に深く関わっている人物を描く歴史小説です。

【登場人物】
「シュノンソー城」
フランス王妃 カトリーヌ・ド・メディシス
フランス王の愛妾 ディアーヌ・ド・ポワチエ
作品タイトル『二虎の計略』

「アンボワーズ城」
“万能の人”と呼ばれる芸術家 レオナルド・ダ・ヴィンチ
若きフランス王 フランソワ1世
作品タイトル『旅する鳥と王の籠』

「アゼ・ル・リドー城」
文豪 オノレ・ド・バルザック
作品タイトル『水上の焰』


価格は

本の価格は
・イベント会場での直販(手売り) 1,000円
・通販1,500円+送料

【イベント参加予定】
直近のイベントではコミケ C80 8月14日(日)西み32b「サークル・トレビュシェット」でお待ちしています!

その後はコミティアなどで委託させてもらう予定です……
ぜひぜひご覧ください〜。

【通販】
通販では、
・「郵便の代金引き換え」
・「銀行振込」
の両方に対応予定です!

<!追記!>

【お申し込み・お問い合わせ方法】

お申し込み・お問い合わせ方法は、近々メールフォームを用意したいと思っておりますが、
さしあたってはメールにてお願いします……

info.trebuchet@gmail.com

※通販開始は8月15日(月)です!

お書きいただきたい情報

お名前(ペンネームや仮名でも、郵便が届く名前ならOKです……)

お送り先(=ご住所かと思います)

冊数(冊数が多い場合は送料に影響しますので……同時注文で1冊〜在庫の限りまで対応します!)

お支払い方法(代金引き換えか銀行振込をお書きください。こちらからの代引きの場合は送料+代引き手数料の合計金額をお知らせします。振込の場合は口座番号をご連絡します)

その他備考など必要と思われる情報がありましたらお書きくださいませ!

どうぞ宜しくお願い致します。
不明点は
info.trebuchet@gmail.com
までお願いします。


表紙

http://circle-trebuchet.blogspot.com/2011/08/blog-post_06.html
プロモーションビデオ

2011/08/06

プロモーションビデオ



関美奈子さんがプロモーションビデオを作ってくださいました!

コミケ C80 でこの本はデビューします。
お越しの予定のかたは、ぜひお手に取ってご覧いただけましたら幸いです。

8月14日(日)西「み」32b Trebuchet です。



表紙です。

2011/08/05

8月の背景画像は

今月のこのブログの背景画像は、ロワール渓谷にある城のひとつ、ヴィランドリー城の庭園です。幾何学模様の庭園デザインが有名です。

photograph by Yutaka Nakamura

Château de Villandry

2011/08/01

関美奈子さんインタビュー

こんにちはこんにちは!!
CDも納品されて、本も校了して、いよいよあとは「本ができたらCDを貼る」という【 内 職 作 業 】を残すのみとなったトレビュシェット編集担当のozakiです。

今回はCDに楽曲提供をいただいた、関 美奈子さん(DIGITAL SONIC DESIGN)にインタビューをしてみました!

■経緯というか、裏話


 中村さんから「今度の本で、作曲をお願いできる人がいるんけど〜」と言われてお名前を聞いたとき、「なんだって!? 著名な一流作曲家やんけ! Σ(・ω・)」と驚きました。それが今年(2011年)の1月のこと。

 本のコンセプトや台割(本の設計図)をご覧いただき、内容にご賛同いただくことができました。その後、各城のエピソードのプロットをお送りし、デモ音源がアップされたのが6月なかば。

 そのときのクオリティでも「すごい!」と思った物ですが、そこからさらにブラッシュアップされた完成版が登場した7月上旬、午前4時頃にその音源をチェックしたわたしは、椅子から立ち上がるほどのクオリティの高さに驚きました。

 よりきらびやかさが増した楽器群のサウンド……
 男声と女声を物語に合わせて巧みに使い分けている壮大な合唱……
 そしてかけめぐるパーカッション……


 風景が目に見える音楽です。ぜひお楽しみに!
 さてさて、わたしのコメントはこれくらいにしまして、関さんにインタビューのお時間をいただきました。 さっそくお話を伺ってみたいと思います。


■きっかけは中村さんのWeb日記

——このサークル(トレビュシェット)のコアメンバーの1人、写真家・中村ユタカさんとはどのようなきっかけでお知り合いになったのでしょうか。

 ゲームエンターテイメントコミュニティサイト、ゲームの話題を中心とするSNSとでもいいますか、そういうサイトに登録をしていたんですが、そこで既に交流していた方が、「すごく面白い日記を書く人がいるから是非見に行ってください」と自分の日記に書いていたんですね。

 そして早速日記(※)を拝見したんですが、写真の素晴らしさはさることながら、内容にもやられましたね。 中村さんのインタビューをご覧頂ければだいたいどのような内容が書いてあったか、ご想像できると思います。。。

(写真は「地獄の釜」の音を聞く関さん)
中村さんの日記:ほぼ同じ内容の日記はこちらでも読むことができます

■「古城」は大好物


——なるほど! 中村さんの日記は各方面で(いろんな意味で)好評ですよね(笑)
 「そんな」と言ったら失礼かもしれませんが(笑)、そんな中村さんが撮った今回の3つの城の写真をご覧になって、どのようなインスピレーションを受けましたか?


 このプロジェクトで一番最初にいただいた資料が写真群でした。一つの城につき、城、関連物が写っているものが50~70枚くらいでしたか。とにかく大量でびっくりしたのを覚えています(笑)

 今回は仕事のようにメニュー(※)があるわけでなく、こういう風な曲にして欲しいという指示も全く無かったので、例えば決まった一枚の絵であればそこからいろいろ想像を膨らませる形をとったかもしれませんが、大量にいただきましたので写真からはざっと見渡して選ばれているモチーフやその関連性、色合いなどを確認するにとどまりました。

※「メニュー」音楽制作の仕事における、「音楽の内容や仕様についてのリスト」などのこと。

——そう言えば中村さんが「とりあえず全部送ったよ(エッヘン)」みたいなことを仰ってました(笑)数ギガバイト近いデータなのに……すいませんでした!(笑) ヨーロッパの古城という題材についてはいかがですか?

 
城、および今回のプロジェクトに関連する題材については、お話をいただいた時点で自分の大好物だとわかっていたので、方向性はあまり悩みませんでした。

■プロットからキーワードを抽出
 イメージを膨らませて作曲


——今回のCDでは、イントロダクション1曲と、各城の物語にかんする小説のプロットを事前にご覧いただきました。
 小説の内容もイメージした音楽になったのでしょうか?
 印象に残ったとか想像力が刺激され場面などがあれば教えてください。


 小説のプロットは一度だけ読みました。何故一度だけかというと、あまり読み込んで内容に引きずられすぎるのもよくないと思ったからです。

 じっくり読みこむ場合もあるのですが、今回は写真、イラスト、小説、音楽、とうっすら関連しているものではあるけれど、どれかに完全に付随しているわけではない形にしたかったからです。

 中村さん以外のクリエーターさんと面識はありませんでしたし、作業も全く別々に進んでいましたので、同じ絵を見ながら全く別々の想像を膨らませている並行世界みたいな方がおもしろいかなと。

 ですので、小説は一度だけ読み、その代わりにキーワードを書き出しました。例えばアンボワーズ城(レオナルド・ダ・ヴィンチとフランソワ一世)ですと「知性、孤高、積み重ねた歳月、、、、」のように思いついた単語をだらだら書き出し、その単語からのイメージで制作していったという感じです。


 マスターアップしたあとに小説は改めてちゃんと読ませていただきました。

(写真は
スタジオの関さん。手にしているのは「オタ○トーン」)


——なるほど! プロットからキーワードを抽出して、そこからイメージを膨らませていったのですね。

 編集側としても、各クリエーターさんの作品が干渉し合わないよう、「みんなでキックオフ集会」とかはせず、各クリエーターさんが「プロットから受けた印象」をベースに自由に作っていただければと思いました。



■現在と過去。時間軸を音楽で表現

——今回の作品の音楽づくりでは、普段はあまりやらない実験的要素なども盛り込んでみたのでしょうか?
 たとえば、普段のお仕事でのやり方ではあまり使わないような作り方をしてみたとか、今回チャレンジしてみた内容とか……


 
実験的要素・・・どうでしょう!?(笑)

 今回は、とにかくも「好きに作ってください!!」と心強いお言葉をいただいたので、「好きに作りました!!(`・ω・´)」としか言えないのですが、それで終わっちゃうのもアレですよね(汗)

 
普段は、映像やシナリオありきの制作がほとんどなので、その題材に付随する形で、あ~ここから哀しくしちゃうと音楽が先に語っちゃって興ざめだよなぁもう少し後ろだよなぁ、とか、楽しいんだけど過程や心情としてこういうものがあって楽しいだけじゃないよなぁ・・・みたいな感じで時間軸を考えていくのですが、今回は、写真が【現在の姿】、イラストが【過去の姿】ということで、その間を自由にいったりきたりする時間軸を音楽で表現できたらなぁと思いながら作っていきました。

 時間軸という横軸だけでなく、音色の配置(奥行きなど)もある音を基準に聞いていると背景が表になったり、逆に表が背景になったり、ちょっとした騙し絵のような感覚といいますか、小さいことですがそんなことも仕込んでいたりします。


■五感に訴えかける本!

——そうした感覚をぜひ音楽を聞いて楽しんでいただきたいですね。
 
この本は8月14日(日)、コミケット(西ホール「み」32b)でデビューします。最後にこの本の読者へメッセージをお願いします。

 五感に訴えかけるのですよ、この本は!!

 ・・・と言えたら格好いいのですが、触覚、味覚、嗅覚が残念ながら無い、と思っていたところ、このデータでほとんどが事足りる時代にわざわざ敢えてB4版(広げるとB3!)というところ、この大きさは昔の映画やコンサートのパンフレットではおなじみな大きさなのですよね。

 そんなところを触覚に無理矢理こじつけつつ・・・、あとの二つは美味しいお茶やお菓子でも召し上がりながらお読みいただければと思います。

 それと、このブログの記事名前の由来はをご一読下されば幸いです。 そういうことをしたかったんだと思います。そして、その機会をくれたTrebuchetのコアメンバーに深く感謝いたします。

「ロワール河の城」、どうぞ宜しくお願いいたします。


——ありがとうございました!
 

2011/07/29

コンセ出稿


印刷所からコンセが出稿されたので、さっそく中村さんとチェックしました。

色味だいぶよし。
中村さんも私もグラフック系雑誌をやってきたので、データが実際の印刷工程を経て、どのように・どの程度変化するのかを経験則で把握しています。
なので、仕上がりから逆算したデータづくりを心がけています。

おつきあいしている印刷会社の営業さんがデジタルカラープルーフで持ってきてくださるので、ほぼイメージ通り。
ちょっとだけ全体のトーンを指示することにしました。


ここでいっちょ、改めて新刊の内容をとりまとめておきます。


  • 創作系サークル「Trebuchet(トレビュシェット)」では、音楽CD付き写真集(写真+ゲストイラスト×3 &小説)の新刊『ロワール河の城』を発行します。

  • フランスを流れるロワール河沿いには世界遺産に登録されている古城が多数あります。
    そのうち、
    ・フランス王妃たちに愛された「シュノンソー 城
    ・ヴァロワ朝フランス王家の王城「アンボワーズ城
    ・ルネサンス建築の美の結晶「アゼ・ル・リドー城
    をピックアップして作品集にしました。

  • 版型は大判のB4判。開くとB3。ど迫力で、古城のディテールまでぜひ堪能してください。

  • 写真はフランス帰りの写真家・中村ユタカさんの未発表作品です。中村さんは歌手のKOKIAさんのCDジャケットや、May'nさんの武道館ライブ他、女優・文化人のポートレートや音楽関係で活躍中の写真家です。

  • 音楽は『ベルウィックサーガ』などを手がけた関 美奈子さん(DIGITAL SONIC DESIGN)の完全新作です。3つの城の歴史に着想して、オケ、合唱、シンセサウンドを駆使した濃厚な音楽です。

  • イラストはゲームメーカーなどで活躍中の3人のイラストレーターのみなさまをお招きしました。

  • 小説は新進気鋭の木賀むくさんに3つの短編小説を書き下ろしていただきました。

  • 付録CDの試聴版(15秒)掲載ページは http://circle-trebuchet.blogspot.com/2011/07/blog-post_14.html です。

  • 薄い本ですが1冊で4度美味しいと思っていただけるようにがんばりました!

  • もちろん8/15以降は通販やります (・ω・)ノ

2011/07/28

CDが届きました!

海外のプレス工場と提携しているCD印刷会社から、無事に納品されました!

〜朝〜
<ピンポーン> フェデックスです〜、海外からのお荷物です〜。

私「なんか輸入したっけな……? 記憶にないぞ……? ……あ! CDかな?」

ガチャ。

そして3箱が到着。
 
ドーン。

ドーン

本に貼られる仕様なので、ケースはフタ付きのソフトスリーブです。
中心軸をズラした渦巻き風です。これで時間を遡行できます!(笑)


検品しました。PS3で問題なく再生されました。
どうぞお楽しみに!

本は8月14日、コミケット80(西ホール「み」32b)でデビューします。
特別付録音楽CDの試聴はこちらからどうぞ! 
http://circle-trebuchet.blogspot.com/2011/07/blog-post_14.html 
(※試聴版は15秒版です)

2011/07/26

入稿できました

おかげさまで無事、本は入稿できました。
あとは印刷所から校正紙が出てきたら、それをチェックして、完成を待つばかり。
(最近はずっと明け方まで作業をする日々でした……笑)

最後にDVD-Rにデータを書き込んでいる瞬間は、すこしせつないですね。
仕事が終わった安堵というよりも、ちょっとした疲労に似た柔らかなせつなさ。


本のサイズはB4(展開B3)ですが、自宅のプリンターはA4までしか対応していないので、やむをえず見本はA4で出力。

アートポスト紙に印刷されて、表紙にはPP加工が施されて1000部になって納品される日が少し待ちどおしい。
(一方で、データに不備やエラーがあったらどうしようという不安はぬぐえないが、これは職業病。「どうしよう」といっても「納期が遅れる」しかないんだけど。)

表紙の写真は、アンボワーズ城から城下町とロワール河を見おろす写真にしました。



印刷所はいわゆる「激安通販印刷」などではなく、きちんとした営業さんが対応して用紙の提案や窓口業務をしてくれる信頼のおける印刷所に依頼。

今回、実はこの本では「ハードカバー」や「フランス表紙(表紙を折り返して内側に巻き込み、厚みをもたせる装丁)」などを検討しましたが、結果的には予算の都合で一般的なPP加工へと落ち着きました。

ゴージャス感やスペシャルっぽさは薄くなりましたが、本のバカデカさがそれを補って存在感を発揮してくれるものと考えています。



ひとまずは関係者のみなさま、おつかれさまでした!

本は8月14日、コミケット80(西ホール「み」32b)でデビューします。
特別付録音楽CDの試聴はこちらからどうぞ! http://circle-trebuchet.blogspot.com/2011/07/blog-post_14.html 
(※試聴版は15秒版です)